【講義日報vol.16 #知財契約
~BATNAを持って契約交渉に挑もう!~】
皆さんこんにちは 知財スクール事務局です。
本日は、3月7日(木)、3月14日(木)実施、
「#知財契約」講義の模様をご紹介します
今回、契約交渉におけるポイントとして紹介されたのは、
「BATNA」の考え方
=交渉された合意(Negotiated Agreement)に対する(to)最善の代替案(Best Alternative)です
合意以外の代替案がない状態、つまりは目の前の交渉相手と「合意すること」を目的として交渉を進めた場合、自社にとって不利な内容で合意してしまい、それによって後々の事業を制約するリスクになる可能性があります
そのため、契約交渉の際には、自社のことだけでなく交渉相手のこともよく把握し、
「同意」に持っていくことばかりを考えるのではなく、お互いの利益の最大化を目指して交渉を行う必要があるということでした。
2日間の講義では、その肌感覚を実際に体験してもらうために、
仮想の共同研究開発契約やライセンス契約のレビュー、問題点の検討を行いました!
実務で知財業務に触れる機会のある方、そうでない方等様々ですが、
全5時間のグループワークを通して、契約書の勘所を理解してもらえました
また、グループワーク後に行った講師の黒田先生の解説では、
皆さん熱心にメモを取りながら積極的に質問をされており、
今後の知財業務に活かせることを沢山持ち帰っていただけたように思います
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