【講義日報vol.5 知財契約
~契約の“いろは”をしっかり理解して、ビジネスをスムーズに進めよう!~】
皆さんこんにちは 知財スクール事務局です。
さて、本日は、9月14日に実施した第13回目「#知財契約」
講義の模様をご紹介します
はじめに「契約とは何か」というところから、契約の分類や契約の成立から終了までの流れについて、体系的に解説いただきました。
また、相手方との合意内容を確かなものとするために「契約書」を交わしますが、もしも相手方から届いた契約書の内容に修正を加える必要があるとしたら、どんなことに気を付ければいいでしょうか
そこで、講義では、仮想企業「X社」、「Y社」の共同開発の事例をもとに、両者間で締結する秘密保持契約書の修正を行うグループワークを実施しました!
これは講師の黒田先生に作成いただいた「秘密保持契約書」に、各グループで修正を入れていく、といったワークです
このような契約書の修正は実務に直結している受講生も多く、講義の中では多数の質問が上がり、「過去に交わした契約書の内容をもう一度見返してみよう」といった声も聞こえました
今回、黒田先生からは、契約書修正のための心得として以下のポイントをご紹介いただきました
「Must」と「Better」の修正を区別すること
修正を求める場合は、1回で完結することが望ましいこと
修正箇所のビフォー・アフターが明確であること
修正の趣旨について説明責任があること
契約書の修正には速さと正確さも求められますが、こうした契約のいろはを知っていると、ビジネスチャンスの拡大や不利な契約締結の予防につながり、攻守併せ持つ分野だということが分かりますね
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