【講義日報vol.6 警告書対策
~相手の真意を捉えて自社の方針を明確にしよう!~】
皆さんこんにちは 知財スクール事務局です。
さて、本日は、9月21日に実施した第14回目「#警告書対策」
講義の模様をご紹介します
「苦労を積み重ねて開発した製品なのに、いざプレスを出したら、ある日「警告書」が届いた」
そのような場面に直面した時に慌てずに対応できるよう、講義で詳しく学びました
始めに、自社に警告書が送られてきた場合にどうすべきか、という点を解説していただきました。
警告書というのは、相手方の意思表示です。
そのため、警告書を読み解く際には、「誰が・何の権利に基づいて・誰による・どの行為に対して・何を求めているのか」について読み解くことが重要になります。
また、相手方の差出人が、①代理人弁護士である場合、②代理人弁理士である場合、③本人である場合のそれぞれのケースにおいて、「何を求めているか」という部分が特に異なることがあるため、そこをしっかりと見極めつつ自社の対応方針を固め、適切に打ち返しをしていく必要があります。
グループワークでは、「商標権侵害」を争点として損害賠償請求事件にまで発展してしまった企業対企業の実在のケースを取り上げ、原告(警告書を送った企業)と被告(警告書を受け取った企業)それぞれの立場から反省点を検討し、事件に発展させないためには事前にどう対応すればよかったか、議論を深めました!
原告と被告、それぞれにおいて、初期対応の部分などで優先的に取り組むべき検討課題が存在しました
その解説の中で、「徹底した原因究明なくして効果的な再発防止策なし」という今後の示唆もありました。
もしもあの時、こういうことに気を付けていれば…ということを洗い出し、会社全体として今後どのように取り組んでいくべきか、ということを整理することが重要です。
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